オペアンプによるレールスプリッタの注意点(仮想GND)

オペアンプとバッファ付きの構成でレールスプリッタを作っているのですが、分圧抵抗を選別しても電圧が狂うようです。
しばらく悩んだので備忘録として置いておきます。

オペアンプを使用する場合は正負電源が必要です。
要するに+電圧とGNDとー電圧の3つが必要になります。
しかし、ACアダプターや電池は+電圧とGNDしか持っていません。
これだとオペアンプが動かないので仮想的にGNDの位置を定義してやり、無理やり-電圧を作るのがレールスプリッタといいます。(仮想GNDともいいます)
抵抗分圧や専用ICを使う方法、オペアンプと使う、トランジスタで作る方法などがあります。
私は抵抗分圧+オペアンプ+ダイヤモンドバッファを使っています。
理由としてはそこそこ電流が取れるためです。

まじめに確認していなかったのですが、NJM4580で作った時に電源の電圧差が大きくなる事がわかりました。
結論としては、高精度オペアンプを使わないと狂うようです。
現在安価で入手できる物としてはOPA2277がベストでした。
かなり良いのはOPA2604
比較的マシなのはOPA2134

一応OPA277を2個使って0.03Vのずれでした。VRつけて調整するしかないのかな。

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