Analog Discoveryの使い方 AWG編

Analog Discoveryを購入しましたが長いこと触っていませんでした。

AD_body

Analog Discoveryって?何?というわけですが、これ一台でデジタルオシロスコープと信号発振器とスペクトラムアナライザ、ロジックアナライザなどの機能を持っている便利ツールです。
本来の構成ではBNC変換アダプタはついていないのですが、秋月電子様で購入した時に一緒に買いました。BNCケーブルとか普通のオシロプローブが使えるので必須です。

今更使おうと思った理由なんですけど、Kenwoodのファンクションジェネレータのご機嫌斜めになりまして、使ってるうちに発振周波数が狂ってしまうのです。
どんな風になるかというと、オシロスコープで見てる最中に波形がびよ~んと伸びてしまいます。
オペアンプの検査にも使っているのでこれはだめというわけで、Analog Discoveryのファンクションジェネレータ機能を使ってみました。

Analog Outを起動します。
AWG_Basic


基本的な信号発振はここから行うことができます。
左メニューから発振したい波形を選択します。サイン波、矩形波、三角波、ノイズなどを出力できます。
右側で周波数、出力、オフセットを設定できます。
出力用のケーブルをM1に接続し、Run AWG1をクリックすると発振開始します。
BNC接続のワニ口ケーブルがいいかもしれません。

基本的な使い方はこんな感じです。

ただ、うちの環境の問題だと思うのですがちょっと輝線が太いのです。
PCのノイズが乗っているのかもしれませんので、そのうちUSBアイソレーター使ったら変わるか試したいと思います。

応用編
AM変調をやってみます。

搬送周波数と変調したい周波数を設定します。
今回は1MHzの搬送波に10kHzのサイン波を設定します。
こんな感じ
AM_Sweep

実はやってみたかった事がありまして、デジタルオシロスコープとアナログオシロスコープを比較してみようかと思います。

6年前に買ったTektronix MSO2012の表示
AM_Sine_2

デジタルフォスファ機能付きでもこんなものかなぁ。
そのうち里帰りさせて校正したいです。

ジャンク品のTektronix 2445Aの表示
IMG_AM_Sine

これがアナログらしい表示です。
アナログは残光して徐々に消えていくので綺麗な濃淡表示になります。
デジタルとは大きく違う表示ですね。
でもね、このオシロスコープですけど、何か狂ってるみたいで輝線が妙に太いのです…
撮影した時にピンぼけになってしまいました。

ちなみにAnalog Discoveryで表示するとこんな感じです。
AM_Sine_AD

残光表示が無いのでまた違う感じですね。


アナログは味があっていいですね。
高度な表示ができるデジタルオシロスコープだとアナログと同じような表示になるようです。





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