前回はZabbixサーバーをインストールしました。
サーバーだけでは実際の数値を取ることはできない(例外有り)ので、サーバー自体にエージェントをインストールして数値を取得したいと思います。
※エージェントレス監視という機能もあります
OS:CentOS 6.3 64bit
カーネルバージョン:2.6.32-279.11.1.el6.x86_64
本体:ThinkPadX61
gcc:4.4.6 (yumからインストール)
Apache:2.2.15 (yumからインストール)
MySQL:5.1.66 (yumからインストール)
PHP:5.3.3-14.el6_3 (yumからインストール)
zabbixサーバー:2.0.3
zabbixエージェント:2.0.3
ソースコードのディレクトリに移動してゴミ掃除
# cd /usr/local/src/zabbix-2.0.3
# make clean
configureしてからmakeします
# CFLAGS=”-O3 -Wall -march=native” CXXFLAGS=”-O3 -march=native” \
./configure –prefix=/usr/local/zabbix-2.0.3 –enable-agent –enable-ipv6
# make -j5
# make install
エージェントデーモンの起動スクリプトとかConfigをコピーします。
# cp /usr/local/src/zabbix-2.0.3/conf/zabbix_agentd.conf /usr/local/zabbix-2.0.3/etc
# cp /usr/local/src/zabbix-2.0.3/misc/init.d/fedora/core/zabbix_agentd /usr/local/zabbix-2.0.3/startupscripts
エージェントの設定を変更する場合はこのファイルを編集しますが、今回の場合はデフォルトで動くので放置します。
ただし、ポートの変更や監視サーバーの指定が必要な場合は編集してください。
# vi /usr/local/zabbix-2.0.3/etc/zabbix_agentd.conf
起動スクリプトの編集
# vi /usr/local/zabbix-2.0.3/startupscripts/zabbix_agentd
以下の行を書き換えます。
BASEDIR=/usr/local
↓
BASEDIR=/usr/local/zabbix-2.0.3
シンボリックリンクの作成
# ln -s /usr/local/zabbix-2.0.3/startupscripts/zabbix_agentd /etc/init.d/zabbix_agentd
起動するか確認します
# /etc/init.d/zabbix_agentd start
# /etc/init.d/zabbix_agentd stop
起動したらサービスに登録します。
# chkconfig –add zabbix_agentd
# chkconfig zabbix_agentd on
# service zabbix_agentd restart
ここまで終わったらWebブラウザからZabbixサーバーにログインしてデータがとれているか確認してください。
とりあえずCPU利用率のグラフでも見てみましょうか。
( ゚д゚)
なにこの□は?
何なの?
化けてるの?
PHPの文字化けトラップなの?
言語をEnglish(US)にしてみた
直ってますね。
PHP.iniの設定を色々いじりましたがだめぽ。
どうも存在しない文字を参照しているような気がします。
ZabbixのFontディレクトリにIPAゴシックのフォントファイルをリンクします。
# ln -s /usr/share/fonts/ipa-gothic/ipag.ttf /var/www/html/zabbix/fonts/ipag.ttf
ZabbixでインクルードしているPHP設定ファイルを修正します。
# vi /var/www/html/zabbix/include/defines.inc.php
define(‘ZBX_GRAPH_FONT_NAME’, ‘DejaVuSans’); // font file name
↓
define(‘ZBX_GRAPH_FONT_NAME’, ‘ipag’); // font file name
define(‘ZBX_FONT_NAME’, ‘DejaVuSans’);
↓
define(‘ZBX_FONT_NAME’, ‘ipag’);
おお、直りました。
とりあえず今回はこんな感じで終わり。
次回は監視設定ですな。
●付録
Zabbixが使うポートは以下のとおりです。
サーバ→エージェントTCP:10050
エージェント→サーバTCP:10051
エージェントはTCP10050開けてサーバーはTCP10051を開けないとダメみたいね。
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