Hyper-VへCentOS6.0 64bit版をインストールするよ(LinuxIS付き)

気づいたらHyper-V Linux統合ドライバ3.0がリリースされていますた。
最近は統合ドライバをインストールせずに、仮想マシンを立てて放置しているんでいい加減インストールしましょうかぬ。
ダウソ先
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=c1256a7f-8a2d-4b18-851c-63b22ca976d3

正しくはこんな名前らしい
Linux Integration Services Version 3.1 for Hyper-V

今回はrpmコマンドでインストールできるようです。
最初の頃なんて自分でmakeしないとだめだったのに、かなりお手軽になりましたね。

ホストOS
Windows2008 R2 Standard 64bit

ゲストOS
CentOS6.0 64bit
前回は32bit版で試していたので、今回は64bit版のCentOS6.0をインストールします。

いつもどおりテキストモードでインストールします。
過去の記事を参考にしてね。
http://shirokuma-industry.com/wordpress/?p=104

※テキストモードでインストールする理由
リモートデスクトップ経由だとGUIインストールする場合にマウスが使用できないからです。
いちいちコンソールまで行くのが面倒だし、サーバーなのでGUIはいいやというわけでテキストインストールしてます。

インストールが終わったら、NICがシャットダウンされた状態で起動するので、設定ファイルを書き換えます。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx
IPADDR=192.168.50.200
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.50.0
BROADCAST=192.168.50.255
NM_CONTROLLED=yes
ONBOOT=yes
TYPE=Ethernet
BOOTPROTO=none
GATEWAY=192.168.50.254
IPV6INIT=no
USERCTL=no
DNS2=8.8.8.8
DNS1=192.168.50.254

デフォルトゲートウェイの設定
# vi /etc/sysconfig/network
GATEWAY=192.168.50.254

DNSの設定
# vi /etc/resolv.conf
nameserver 192.168.50.254

NICを起動します。
# ifconfig eth0 up
# ifconfig eth0 192.168.50.200 netmask 255.255.255.0

networkサービスの再起動を行います。
# service network restart

google.co.jpとかにpingが通ることを確認しておきます。

パッケージのインストール
わっちが検証したリストをコピペするのじゃ。
http://shirokuma-industry.com/wordpress-doc/install-list-centos6064.txt
すごく時間かかるので、放置しておきます。

そのままだとネットワークが不通になるので、irqbalanseをoffにしておきます。
# chkconfig –level 3 irqbalanse off
再起動します。

各サービスの再設定を行います。
# setup
上記URLのリストにはsetupコマンド関連も含んでいるので、setupコマンドが使えるようになります。
DNSの設定などが外たり、使用しないサービスが起動していることが多いので確認しておきます。
一応Google.co.jpなどへpingが通ることを確認します。

統合ドライバのインストールをします。
Linux IC v3.0.isoを仮想マシンの管理画面からCDドライブへマウントします。
次にLinux側からマウントします。
# mkdir /mnt/cdrom
# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
マウントできたら目的のディレクトリに行ってます
# cd /mnt/cdrom
# ls
それっぽい表示が出ます。

統合サービスドライバのインストールをします。(64bit版で作業してますよ)
# cd x86_64
※それぞれのコマンドはちょっと時間がかかるので、フリーズと勘違いしないように。
# rpm –ivh /media/x86_64/kmod-microsoft-hyper-v-rhel6-60.1.x86_64.rpm
# rpm –ivh /media/x86_64/microsoft-hyper-v-rhel6-60.1.x86_64.rpm

Saving old initramfs
Installing new initramfs
Linux Integration Services for Hyper-V has been installed. Please reboot your system.
と表示されたら終わりです。
再起動しますのでCDとかをアンマウントします。

# cd /
# umount /mnt/cdrom
# reboot

で認識されていて、かつレガシーじゃないネットワークアダプタを追加している時は、ifconfig -aでシャットダウンされているNICが追加されていると思います。
とりあえず追加されたNICはeth1とします。(環境によって変わりますのでご注意ください)
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
お好きなIPアドレスを設定します。
この仮想NICは以下の設定とします。
IPアドレス 192.168.50.206
MACアドレス 00:15:5d:18:99:99
サブネットマスク 255.255.255.0
ネットワークアドレス 192.268.50.0
ブロードキャストアドレス 192.168.50.255

こんな感じで書きます。
DEVICE=eth1
HWADDR=00:15:5d:18:27:03
IPADDR=192.168.50.206
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.50.0
BROADCAST=192.168.50.255
NM_CONTROLLED=yes
ONBOOT=yes
TYPE=Ethernet
BOOTPROTO=none
GATEWAY=192.168.50.254
IPV6INIT=no
USERCTL=no

古いNICの処分
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
のONBOOT=yesをnoに書き換えます。

新しいNICを起動します。
# ifconfig eth1 up
# ifconfig eth1 192.168.50.206 netmask 255.255.255.0

SSHで作業している場合は一旦ログオフし新しいIPアドレスでログインします。
NICの再起動をします。
# service network restart
これでeth0はシャットダウンされてeth1が起動状態になります。

SELinuxの停止
色々と面倒なのでSELinuxを停止します。
# setenforce 0
# vi /etc/sysconfig/selinux
6行目を以下のように書き換えます。
SELINUX=disabled

Linux Integration Services Version 3.1 for Hyper-V が本当に起動しているかどうかはlsmodで確認できると思うので、試してみましょう。
# lsmod
実行結果の例

Module Size Used by
sit 10313 0
tunnel4 2877 1 sit
ipv6 321509 135 sit
ipt_REJECT 2349 2
nf_conntrack_ipv4 9440 2
nf_defrag_ipv4 1449 1 nf_conntrack_ipv4
xt_state 1458 2
nf_conntrack 79643 2 nf_conntrack_ipv4,xt_state
iptable_filter 2759 1
ip_tables 17733 1 iptable_filter
dm_mirror 14003 0
dm_region_hash 12200 1 dm_mirror
dm_log 10088 2 dm_mirror,dm_region_hash
uinput 8182 0
tulip 50819 0
hv_utils 4747 0
hv_netvsc 21835 0
hv_timesource 1079 0 [permanent]
i2c_piix4 12574 0
i2c_core 31274 1 i2c_piix4
ext4 353851 2
mbcache 7918 1 ext4
jbd2 89033 1 ext4
hv_storvsc 10375 0
pata_acpi 3667 0
ata_generic 3611 0
hv_blkvsc 11698 3
hv_vmbus 31478 5 hv_utils,hv_netvsc,hv_timesource,hv_storvsc,hv_blkvsc,[permanent]
dm_mod 76824 8 dm_mirror,dm_log

hv_vmbusの記述があれば多分問題ないと思います…


今回はすんなりできました。
それにしてもこのドライバってなんと読めばいいの?
統合ドライバって読んでるけど正しいの?

こうして再インストールを繰り返していると、速いCPUと大容量メモリ、でかいHDDが欲しいですね…
検証サーバーのスペックがいまいちなので、カーネルのコンパイルとか大変ですなー
自宅のゲーム用PCの方が高性能とかどうよ?

付録 ※2011/0927修正
今回起動したサービスリスト
[ ] NetworkManager
[*] acpid
[*] amtu
[* ] atd
[ ] auditd
[*] autofs
[ ] avahi-daemon
[ ] bluetooth
[ ] cgconfig
[ ] cgred
[ ] chargen-dgram
[ ] chargen-stream
[ ] conman
[ ] cpuspeed
[*] crond
[ ] cvs
[ ] daytime-dgram
[ ] daytime-stream
[ ] discard-dgram
[ ] discard-stream
[ ] dnsmasq
[ ] echo-dgram
[ ] echo-stream
[ ] gpm
[*] haldaemon
[ ] httpd
[ ] ip6tables
[*] iptables
[ ] irqbalance
[ ] iscsi
[ ] iscsid
[ ] lvm2-monitor
[ ] mcstrans
[ ] mdmonitor
[ ] messagebus
[*] microcode_ctl
[ ] multipathd
[ ] netconsole
[ ] netfs
[*] network
[ ] nfs
[ ] nfslock
[ ] nmb
[ ] nscd
[ ] ntpd
[ ] ntpdate
[ ] oddjobd
[ ] pcscd
[ ] postfix
[ ] postgresql
[ ] pppoe-server
[ ] psacct
[ ] rdisc
[ ] restorecond
[ ] rpcbind
[ ] rpcgssd
[ ] rpcidmapd
[ ] rpcsvcgssd
[ ] rsync
[*] rsyslog
[ ] rwhod
[ ] saslauthd
[ ] smartd
[ ] smb
[ ] squid
[*] sshd
[ ] tcpmux-server
[ ] tcsd
[ ] time-dgram
[ ] time-stream
[*] udev-post
[ ] vsftpd
[ ] wpa_supplicant
[*] xinetd
[ ] ypbind







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