高いヘッドホン買ったけどこんな音のはずが!?とお悩みの方へ。
携帯電話やPC、ヘッドホンアンプの出力をつなぐだけでヘッドホンが持つ本来の力を発揮します。
という宣伝はこんなところで…
実のところオペアンプ直結なヘッドホンアンプですと、低能率ヘッドホンの負荷容量が大きすぎて発振気味になったり電流不足でうまく鳴らないことが多いようです。
単純にインピーダンスだけの問題じゃなくてケーブルの長さとかで色々問題になるようです。(あんまり詳しくない)
今回製品化を予定しているこのアンプですが、低能率ヘッドホンのバッファとして使用するためボリュームはついていません。
携帯電話やPCなどの方で音量制御するようにしています。
昔の記事ですごく適当な事書いてますが、PC直結でAKG鳴らすと低音だけ出てないのでは?という事を感じていました。
(その頃http://shirokuma-industry.com/wordpress/?p=1043)
制作背景なんですがうちのAKG K701も音がイマイチで、なんとか解決すべく前回はエミッタフォロアをくっつけたアンプを作っていましたが動作に難がありましたので作りなおしていました。
問題というのもエミッタフォロアの発熱が気になるのと、エミッタフォロアの待機電流のせいでDCDCコンバータの容量を超過しているように見えるためです。
あと待機電流をかなり増やさないとクリップしてしまい、そうするとさらにDCDCコンバーターの容量を超えてしまうという問題を抱えていました。
というわけでエミッタフォロアをやめてプッシュプルバッファに変更して新しく作りなおしました。
なんか変なトランジスタ付いてる…
ソ連時代のゲルマニウムトランジスタが手に入ったので、これでダイアモンドバッファを組んでいます。
なにげにソ連軍仕様です。
ただしゲルマニウムですのでhfeが相当低く、1段ではいまいちだったので2段にしています。
元々1段で試作したんですがあまり良くなかったので…
ゲルマニウムということでボケた音かなと思っていましたが、そんなことはなくシャープに鳴ります。
前段に置いているオペアンプによって大きく音が変わるので、色々お好みで試せます。
今どきゲルマニウムのヘッドホンアンプなんて無いと思いますので、ぜひこの音を試してください。
これは試作基板なので色々とパターン間違いありますが…
パターン修正終わったらキットか完成品の販売をしたいと思います。
本番基板で作ったら発振止まらなくなってオワタ・・・
orz
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